ベルクソン哲学研究会ブログ

4月 5, 2013

【重要】返信はがき撤廃の件

Filed under: Uncategorized — hiraiya @ 12:17 pm
世話人の方々の負担を少しでも減らすべく、同封している「返信はがき」の撤廃について、当日の会で検討いたしました。
 
実際の返信数も少なく、連絡欄にコメントをくださる数も年々減ってきてほとんど形骸化しており、世話人の方の労働コストに見合うものではなくなってきているものと思われます。当日参加された方々には仮の了承を得ましたが、意義やご意見などおありであれば、コメント欄ないしMLにお願いいたします。
 
特になければ、次回から撤廃ということにしようと思います。
 
なお、当面は「プログラムの郵送」はつづけます。
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【報告】第32回ベルクソン哲学研究会

Filed under: Uncategorized — hiraiya @ 12:15 pm

さて。3月31日、日曜日に行われたベルクソン哲学研究会についてご報告いたしましょう。

京大構内のさくら春の京都。さくらもほぼ満開で、すてきな時期でした。

今回は、発表者が四名、三宅さんのご著書『ベルクソン、哲学と科学の対話』をめぐる合評会兼ワークショップ、という充実したプログラムでした。

個人研究発表は午前に2本、午後に2本。

トップバッターの木山さんの発表は、ベルクソンにおける主観性と客観性、二つの多様体の区別の問題を、〈含意関係〉に着目して分析しなおすという試みでした。非概念的な認識とは、いかなる仕方で概念的な認識と関係するのか。そもそも概念的な認識とは何か、何でありうるか。根源的な問いに向かって開かれた発表だったと思います。

二本目は、平井(投稿者)の発表。ベルクソンの時間心理学の枠組みの中で、「感情」と「意志」という仮の軸を設置したときに描かれるであろう構図を、〈凝縮〉と〈拡張〉の二つの次元で整理しようというはずだったのですが、前半だけで発表の容量を超えてしまいました。未完成なものの、今後の展望をはっきり見定めることができたので、(そして個人的に思うところもあった発表だったので)ともかくは一安心しました。

そして、お昼を挟んで、三本目。吉野さんの発表は、自己創造の観念に着目して、ベルクソンをアンリ的に読み返そうとするもので、二源泉の神を最重要視した上で、ベルクソン哲学全体の再解釈が試みられました。方法論上の質問が多く出たように思います。

ワークショップ

ワークショップ時会場

そして三宅さんのワークショップへ。

提題者は近藤和敬さん(鹿児島大学准教授)、中村大介さん(共愛学園前橋国際大学非常勤講師)、森元齋さん(日本学術振興会特別研究員(立命館大学))の三名。

いつものベル哲研とは少し毛色が違って、エピステモロジー側の方々にそろい踏みしていただきました。

哲学誌、数学、物理・形而上学、とそれぞれの分野から三宅さんのご著書に切り込んでくださり、また司会進行もスムーズに回していただいて、時間の制約の中で最大限の実りあるワークショップとなったのではないかと思います。
思想史的な流れを整理するやりとりもありましたし、言語と知覚、科学と生成、形而上学と科学の関係など、おおくのひとにとって考える戸口の開いたよいワークショップだったのではないでしょうか?勉強になることも多く、また、ベルクソンに立ち返って思索を刺激されることも多かったです。たとえば個人的には言語と知覚の関係や、エントロピーと時間の問題、欲を言えば心身問題とエネルギー保存則など、個別にもっと掘り下げて議論を深めたい点は多くありましたが、時間が許さず。

ともあれ、欲を言えばきりがなくなるのも、三宅さんのご著書のポテンシャルゆえですから、枠に収まりきらないほどの魅了は十分に会場に伝わっていたと思います。

今回は突然の依頼(かつ遠方からの参戦)にもかかわらず快く引き受けてくださった三名の提題者の方々に、格別の謝意を表したいと思います。ありがとうございました。

松浦さん発表

そして最後は松浦さんのご発表。松浦さんは古代哲学のご専門で、古代の文献学的方法に則った、そしてスクリーンを使った、ベル哲研ではめずらしい発表でした。

内容的にもとくに〈空虚〉をめぐる古代原子論の話は、腰が抜けるほど衝撃的な話でした。

要追跡です。

今回は、会場および懇親会の世話人として、いつも京都ではお世話になっている天野さんと山根さんにご尽力いただきました。

そして、準備段階から、東京大学の清塚さんに企画やプログラムの発送まで、たいへんお世話になりました。この場を借りてこころからお礼申し上げます。

懇親会はめずらしくイタリアン創作料理で、ジンジャーエールのあるお店でたいへんおいしいお料理でした。天野さん、山根さん、事前に下見までしていただき、手配ありがとうございました。

二次会はうってかわって、人当たりの優しい接客でもてなされた普通の居酒屋さん。福岡大学の心理学から京都大学大学院に進学した学生さん(石橋くん)もここで合流。

たりないお腹を満たした後は、一部の方々(10名はいましたが)はカラオケへ。

聞けば朝まで歌い騒いだとか。あらまあ元気ですねえ(笑)。

さて、次回はどこ?

p.s. いつも多くの方々にご参加いただいていますが、今回、福岡から、大阪や京都の大学院に進学した学生さん(米田くん、山内くん、前述の石橋くん)が多く参加してくれて、個人的にはなんだか心強かったよね。

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